天皇賞(秋)2025 展望|成長著しいタスティエーラが中心

◎ 本命:タスティエーラ

去年の天皇賞(秋)では、ドウデュースに次ぐ強い2着
前目から運びながら、4コーナーでやや位置を下げ、直線で進路を求めて外へ。追い出しが遅れた中での2着は、むしろ地力の証明と言える内容でした。

前走の**QE2世C(香港)**でも、スタート良く前目につけ、外を回りながらも直線で余裕をもって抜け出す完勝。
春からの成長がはっきり見える走りでした。

今回は内めの5番枠でポジションが取りやすく、再びレーン騎手が騎乗できるのも大きな追い風。
仕上がり、枠順、騎手、どれをとっても文句なしの中心馬です。


○ 対抗:マスカレードボール

日本ダービーでは17番枠からの発走。好スタートを切ったものの、外枠ゆえにポジションが取れず、直線では上がり最速で追い込むもわずかに届かず。
あのレースは完全に枠に泣いた内容でした。

今回は7番枠で立ち回りやすく、斤量面でも3歳馬の恩恵を受ける立場。
秋のG1戦線で絶好調のルメール騎手が騎乗するのも頼もしいポイント。
距離・コース適性ともに問題なく、逆転まで視野に入ります。


▲ 単穴:シランケド

東京の舞台ではヴィクトリアマイルの3着が印象的。
4コーナーでは最後方から、直線で馬群を縫うように伸びて3着まで追い上げました。前が空かずスムーズさを欠いた不利もありながらの好走です。

さらに、新潟記念では後の菊花賞馬・エネルジコを差し切って勝利
その後のG1馬を破っている点は見逃せません。

展開が差し・追い込みに向けば、メンバー随一の末脚で突っ込んでくる可能性大。


☆ 注目馬たち

ジャスティンパレス

シランケドに向くような末脚勝負の展開になれば、この馬も一緒に突っ込んでくるタイプ。
2400mのイメージが強いが、昨年の天皇賞(秋)でも見せ場を作っており、地力は確か。

アーバンシック

日経賞では、内有利の展開の中を大外を回して3着と内容は上々。
力の要る馬場や持続力勝負に強く、ペースが流れればチャンスあり。

ミュージアムマイル

休み明けのセントライト記念は1枚抜けた勝ち方でさすが。
ダービーでは案外(とは言っても6着は十分立派だが)だったので左回りへの対応が未知数。

メイショウタバル

先行して押し切る形が得意だが、東京コースは未知数。
宝塚記念を勝っているようにスピードよりも持久戦が得意なタイプで、ここはやや割引。


📝 総評

本命タスティエーラを軸に、
3歳勢マスカレードボールの成長力と、
末脚鋭いシランケドの一発に注目。
東京らしいスピードと瞬発力の競演に期待したい一戦です。