DMMバヌーシー2026年1期募集馬「ダブルアンコールの2025」は、GⅠ7勝の年度代表馬ジェンティルドンナと母・母父が完全に同じ「姪」にあたる超名門牝系の1頭です。ノーザンファーム生産・育成×池江泰寿厩舎という最高峰の環境も揃いますが、歩様の軸ブレや母の気性面の不安など懸念点も複数あり、出資判断は△(検討中・様子見)としています。
募集概要:ダブルアンコールの2025
| 性別 | 牝 |
|---|---|
| 毛色 | 黒鹿毛 |
| 生年月日 | 2025年1月30日 |
| 生産牧場 | ノーザンファーム(安平町) |
| 育成牧場 | ノーザンファーム |
| 予定厩舎 | 池江泰寿(関西・栗東) |
| 募集総額 | 4,200万円 |
| 募集口数 | 2,000口 |
| 一口出資金 | 21,000円 |
| 月額維持費 | 350円 |
体格(2026年5月25日時点)
| 体重 | 412kg |
|---|---|
| 体高 | 155.0cm |
| 胸囲 | 177.0cm |
| 管囲 | 20.4cm |
体高155cm・胸囲177cmは牝馬としてゆとりのある骨格です。管囲20.4cmも標準的で骨量があり、顔には大きな流星があるのも特徴です。一方で歩様動画を確認すると、前脚(特に左脚)がやや軸がブレて見える点が気になります。
血統
| 父 | サートゥルナーリア(ロードカナロア産駒) |
|---|---|
| 母 | ダブルアンコール(ディープインパクト産駒、中央2勝) |
| 母の父 | ディープインパクト(サンデーサイレンス直仔) |
| 母の母 | ドナブリーニ(Bertolini産駒・Danzig系) |
血統の見どころ:ジェンティルドンナの「姪」
母母ドナブリーニは、ジャパンカップ連覇・有馬記念・ドバイシーマクラシック制覇などGⅠ7勝・年度代表馬2回(2012・2014)の超大物ジェンティルドンナの母でもあります。ジェンティルドンナはディープインパクト×ドナブリーニという、今回の母ダブルアンコールと完全に同じ配合。つまり今回の募集馬は、ジェンティルドンナの「姪」にあたる超名門牝系の直系です。
- サートゥルナーリア×母父ディープインパクトはサンデーサイレンスのクロスが発生する配合で、重賞勝ちのサートゥルナーリア産駒は母父サンデー系が揃う「王道パターン」
- 母母父Bertolini(Danzig系)の血も入り、スピードの底上げが期待できる構成
- ノーザンファーム生産・育成×池江泰寿厩舎という、日本最高峰の「最強トライアングル」での仕上がりが期待される
母馬:ダブルアンコール プロフィール
| 生年月日 | 2017年1月27日 |
|---|---|
| 毛色 | 鹿毛 |
| 産地 | ノーザンファーム |
| 競走成績 | 14戦2勝 [2-3-?-?] |
| 主な勝鞍 | 1勝クラス(芝1200m、2022年4月)ほか中央2勝 |
中央2勝(芝1200〜1400m)で、2着が多く勝ち切れないタイプながら粘り強さを発揮しました。マイル以上では結果が出ず、短距離〜マイル牝馬として現役生活を送った点は、2000m以上で強かった全姉ジェンティルドンナとは異なる距離適性を示しています。
母の産駒一覧(半兄姉)
| 年産 | 馬名 | 父 | 性別 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | トレビスドンナ | 不明 | 牝 | 未デビュー | 池江泰寿厩舎・ノーザンファーム |
先輩産駒のトレビスドンナ(2024年生)はまだ未デビューで、今回の募集馬の参考になる成績がない状態です。
サートゥルナーリア産駒の特徴
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| 距離 | 芝1200〜2400mでほぼ一定の勝率(12〜15%)の万能型 |
| 馬場 | 芝◎。ダート牝馬は特に不振 |
| 成長曲線 | U字型(2歳◎→3歳△→4歳以降◎)。早熟性もあり2歳から通用 |
| 母父配合の傾向 | 重賞勝ち産駒5頭すべて母父サンデー系。母父ディープインパクトはジャスティンビスタ(京都2歳S、GⅢ)の実績あり |
サートゥルナーリア産駒は母父サンデーサイレンス系とのクロス強調が成功法則とされ、特にハーツクライ・ジャスタウェイ・ディープインパクト系との相性が良好です。母父ディープインパクトの活躍馬にはジャスティンビスタ(GⅢ勝ち)がおり、今回と同じ配合パターンの直近参考馬として注目できます。
配合評価
プラス材料
- 牝系の格が別格:母母ドナブリーニはジェンティルドンナの母で、超名門牝系の直系
- 母父ディープインパクト×サートゥルナーリアは王道の成功配合パターン(ジャスティンビスタの実績あり)
- ノーザンファーム生産・育成×池江泰寿厩舎という日本最高峰の環境
- 牝馬としてクラシック路線(桜花賞・オークス)が自然な目標ライン
- 体格(体高155cm・胸囲177cm)は牝馬としてゆとりがある
- 顔の大きな流星があり、人気面でも話題になりやすい
マイナス・注意点
- 母ダブルアンコールは短距離〜マイルタイプ(芝1200〜1400mで活躍)で、全姉ジェンティルドンナとは異なる距離適性。父サートゥルナーリアが中長距離にも対応するため克服できるかは今後の見どころ
- 先行産駒のトレビスドンナ(2024年生)は未デビューで、繁殖牝馬としての能力はまだ未知数
- 牝馬のサートゥルナーリア産駒はダート転用が利かず、芝一本勝負になる
- 歩様動画で前脚(特に左脚)がやや軸がブレて見える。脚元の使い方に注意点があり、今後の成長で改善するか要観察
- 母ダブルアンコールは気性が荒かった時期があり、気性面が産駒に遺伝する可能性も含めて扱いやすさに注意が必要
総評
| 観点 | 評価 |
|---|---|
| 牝系の格 | ジェンティルドンナの姪・別格 ◎◎ |
| 配合の相性 | サートゥルナーリア×母父ディープ実績あり ◎ |
| 生産・育成環境 | ノーザンファーム最強 ◎◎ |
| 厩舎 | 池江泰寿(最高峰) ◎◎ |
| 母の競走成績 | 中央2勝・短距離タイプ △ |
| 先行産駒実績 | トレビスドンナ未デビュー △ |
| 歩様・脚元 | 前脚(特に左脚)がやや軸ブレ気味 △ |
| 気性面 | 母の気性が荒かった時期があり要注意 △ |
| 価格・総額 | 4,200万円・一口21,000円はやや高めだが上限内 △ |
出資判断軸チェック
| 判断軸 | 適合状況 |
|---|---|
| 関東馬かどうか | × 池江泰寿(関西・栗東) |
| 募集総額(上限7,000〜8,000万円) | ○ 4,200万円で上限内 |
| 大型馬・脚元不安・体質不安の有無 | △ 体格自体はゆとりありでリスク低いが、歩様動画で前脚(左脚)の軸ブレが見られ要観察 |
| 内国産馬かどうか | ○ 父母ともに日本生産・日本での競走馬 |
出資判断:△
血統・環境・配合は揃ったハイクオリティな1頭です。ジェンティルドンナの「姪」という話題性も十分で、母父ディープインパクト×サートゥルナーリアという実績のある配合パターンも魅力です。一方で、先行産駒のトレビスドンナに実績がないこと、母の距離適性のズレ、予定厩舎が関西(栗東)であること、歩様動画で前脚(特に左脚)の軸ブレが見られる点、さらに母ダブルアンコールの気性が荒かった時期があり産駒の気性面にも不安が残る点と、懸念材料が複数重なっています。血統の格は最有力級ですが、これらの注意点を踏まえて出資候補としては△(検討中・様子見)としています。
参考リンク
※一口馬主・出資に関する記載は個人的見解です。出資判断は自己責任でお願いします。